経済くりっぷ No.8 (2002年11月12日)

奥田会長の発言から


10月15日(火) 日本経済研究センターでの講演

利用者を第一に考えた空港整備を

「特殊法人改革については、成田、関西、中部の国際拠点3空港をどうするかという問題があります。利用者の立場からすると、成田はとにかく遠く、羽田の国内線への乗り換えにも2時間近くかかります。同じ空港で国内線と国際線がスムーズに乗り換えられるのが国際的なスタンダードであり、都心からのアクセスを考えれば、羽田の国際空港化を進めることを真剣に考えるべきです。
また、関西地域の関西国際空港、伊丹空港、2005年に開港する神戸空港についても、3空港でどういう役割分担をするのか、インフラの効率的な活用といった観点からどうなのか、あらためて考えてみる必要があります。
空港経営のあり方の議論の前に、空港を使う利用者と航空会社の利便性を第一に考え、空港の競争力を高めることこそが、行政の基本だと思います。」


10月17日(木) 小泉改革を支援する1000人の集い

痛みに耐えて小泉改革へ支援を

「これだけの多数の方が、『小泉改革を支援する1000人の集い』に参加いただいたということは、小泉改革に対する支援と期待が非常に大きいという事実を示していると思います。
わが国経済は現在、色々な意味で困難に直面しています。株価は9,000円を行き来し、失業率も高止まりしているという難しい状況にあります。その中で総理は自ら、われわれに痛みに耐えることを訴えながら、着実に改革を進めていると認識しています。私どもは総理の言われる『改革なくして成長なし』という考えに対して全面的に賛成しています。多少の痛みは出ると思いますが、それに耐えて総理を支援していきたいと考えます。」


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