お知らせコーナー
フィリピンの担当した2月には70を越える記念事業があり、そのうちの大半がフィリピンにおいて実施されました。今回はミャンマーが担当する3月の事業を中心にご紹介します。
ミャンマーはASEANの中でも経済規模の小さい国。仏教国であり、親日的という特徴も持っています。こうしたミャンマーも、交流年に積極的に参加しています。3月1日にはウィン・アウン外務大臣主催の記念レセプションが盛大に開かれました。また、日本外務省の招聘で国営テレビチームが訪日し、記念番組を制作します。この他、ASEANと日本の関係に関する写真展、国営新聞における記事の掲載、ラジオでのクイズ番組の放送、「日本とミャンマーの似通った文化」をテーマに絵画競技会の実施を企画しています。
日本側もさまざまな分野でミャンマーに協力し、交流年事業に弾みをつけています。文化面では、日本映画祭のほか、日・ミャンマー合作映画を上映する予定です。津軽三味線やクラシックバレエ「白鳥の湖」公演や日本人形展も開催しました。今後、ミャンマーにおいて、日本・中国・ASEANの古典楽器による「六華仙」コンサート、アジアファンタジーオーケストラによるポップコンサート、影絵劇等が予定されています。経済面では、2月に日本商工会議所が経済ミッションを派遣、3月に関西経済連合会がミャンマーから製造業の経営幹部を招聘し企業経営の研修を行いました。5月にはヤンゴンのジェトロ事務所主催の日系・ミャンマー企業による物産展示即売会が行われます。市民レベルでは、NPOのSOI-Asiaのインターネット遠隔教育システムを利用し、慶応大学とヤンゴンのコンピューター科学大学を結びASEANの若手人材とリアルタイム交流事業が行われました。
次回はタイ(4月担当国)の事業をご紹介します。
* 日本経団連は関係経済団体の協力を得て経済交流分野連絡会を設立し、その事務局をつとめています。