経済くりっぷ No.27 (2003年9月9日)

日本ASEAN交流年2003

お知らせコーナー

「音楽に国境なし」、夏の記念事業
−「日本ASEAN交流年2003」−[その8]



本交流年の記念事業は、幅広い分野、裾野の広い市民レベルでの交流が展開され、約600件となりました。親善大使「さくらさなえ」によるASEAN紹介をはじめ、ASEAN各国および日本国内で行われるさまざまな行事を通じ、双方の相互理解が進展するよう、今後の盛り上がりが期待されます。

1.この夏の主な記念事業

多摩美術大学美術館で開催した「現代の東南アジア美術−それぞれの視点」展は、紀宮清子内親王殿下をお迎えし、駐日ASEAN各国大使の列席の下開会式を行いました。また、ブルネイ、ラオス、マレーシア、シンガポールでポップコンサートが行われました。各国において人気のある親しみある曲、「ドラえもん」の主題歌などが演奏され、各国で1,000人以上の観客を集めました。
インドネシアでは、「日本・インドネシア・コンテンポラリー音楽コラボレーション」公演が実施されました。日本とインドネシア双方の伝統音楽を現代的にアレンジし大反響を呼びました。
日本ASEAN交流年を広く広報するために、「J-ASEAN POPs」のイメージソング(「あなたに会いに行こう」(作曲:宮沢和史、作詞:大貫妙子))を外務省にかかってくる電話の保留音として活用しています。日本語版は有里知花が歌い、ASEANでは各国ごとに曲調をアレンジした上で、各国の著名な歌手がそれぞれの母国語で歌っており、「音楽に国境なし」を証明する試みを展開しています。12月の横浜公演に向け、音楽分野でも盛り上がりを見せています。

2.ラオス関連の交流年事業

8月はラオスの担当月でした。ラオスは人口約537万の国ながら、年間を通じて本交流年記念事業を活発に展開しています。8月初めにソムサワート副首相兼外相が交流年の一環として訪日し、奥田本交流年実行委員長(日本経団連会長)とも会見しました。また、同月、ラオスにおいて「国分弘子ザ・バンドコンサート」が行われ、多数の政府要人の他、1,500人以上のビエンチャン(ラオスの首都)市民が鑑賞、盛況を博しました。


次回は、ベトナム(9月担当国)の事業をご紹介します。

【本件お問い合わせ先】
「日本ASEAN交流年2003」実行委員会事務局
外務省文化交流部政策課(松本)
電話03-3580-3311(内線:2385)

*日本経団連は関係経済団体の協力を得て経済交流分野連絡会を設立し、その事務局をつとめています。

《担当:国際経済本部》

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