経済くりっぷ No.28 (2003年9月23日)

日本ASEAN交流年2003

お知らせコーナー

国境を越える文化・人物の交流
−「日本ASEAN交流年2003」−[その9]



本交流年がスタートして9ヵ月が過ぎ、記念事業の登録件数も600を超えました。残り3ヵ月、本交流年は今後もさまざまな分野で事業を展開して行く予定です。

1.9月の主な記念事業

今月から日本全国83の映画館において、親善大使「さくらさなえ」が、ASEAN各国を飛び回りながら本交流年を紹介する、上映前のムービースポットCMを上映中です。また、22日からは東京の国際交流基金フォーラムにおいてタイ映画祭が行われ、日本の『忠臣蔵』と並ぶタイの国民映画『ナンナーク』や、日タイ合作映画など、盛りだくさんの内容で上映中です。フィリピンにおいては、「日本映画祭 北野武監督作品集」が上映されています。初日からたくさんの観客が集まり、大変好評です。
福島県、千葉県、愛知県の中学校では、インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポールの5ヵ国からの中学生を受入れ、学校生活や日本人家庭での ホームステイ体験を通して日本文化を学ぶ「アスジャ・ジュニアプログラム2003」が25日からはじまります。各国の中学生が、日本人家庭にホームステイしながら国際交流を図るこの事業で、こども達の交流の輪が広がることを期待しています。

2.ベトナム関連の交流年事業

9月は日本ASEAN交流年におけるベトナムの担当月であると同時に、日本とベトナムが外交関係を樹立した月(1973年9月21日)でもあることから、9月から11月にかけてさまざまな行事が行われます。「薪能公演」、「劇団影法師による影絵公演」、「裏千家による茶道」、「ASEAN日本写真展」、「鳥羽美花の型染め展」の他、日越関係や文化に関するシンポジウム等がベトナム各地で開催され、特に日本大使公邸で9月19日に行われた記念レセプションは、日本ASEAN交流年2003と日越外交関係樹立30周年を祝うものであり、ベトナム側政府高官を招待しての重要な行事となりました。
また日本においては、19日から23日にかけて、日比谷公園でベトナムフェアーが開催されました。


次回は、シンガポール(10月担当国)の事業をご紹介します。

【本件お問い合わせ先】
ASEAN交流年2003」実行委員会事務局
外務省文化交流部政策課(松本)
電話03-3580-3311(内線:2385)

*日本経団連は関係経済団体の協力を得て経済交流分野連絡会を設立し、その事務局をつとめています。

《担当:国際経済本部》

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