海外からの来訪者


9月19日(金)

来訪者
アリー・アブドゥルアミール・アッラーウィー イラク暫定商務大臣
日本経団連側応接者
永松常務理事ほか
発言要旨
  1. イラク復興への日本企業の役割に、大いに期待している。日本は、かつてイラクにとって最も重要な貿易相手国であった。日本企業は、イラクのインフラ整備や基幹産業の育成にも深く関わってきた。イラクでは、経済関係法が整備され、石油産業を除いて、外資に対する差別的な取り扱いは撤廃された。中東諸国と中央アジアへの玄関口として、サービスや財を提供するのみならず、サービス拠点、製造拠点としてイラクを活用してほしい
  2. イラクの治安は、報道されているほど悪くない。反米感情と反占領感情を、区別して考えてほしい。大部分のイラク国民は、前政権を転覆させた米国に感謝している。ただし、占領が長引くことは望んでおらず、占領期間は12ヵ月から18ヵ月が望ましい。
  3. 米国の占領を経験し、その後大国に成長した日本を範としたい。日本は、複雑な問題を乗り越えるための、多くの示唆を与えてくれる。10月23日からマドリッドで開催される支援国会合における、日本からの力強い協力を期待している。
担当
国際経済本部

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