奥田会長の発言から


2月9日(月) 春季労使交渉共同インタビューより
「春闘」から「春討」へ

「『春季労使交渉』では、経営側と組合側がお互い議論をし、『組合(従業員)対経営者』という側面はあるものの、それが『従業員+経営者』となって、日本にとってこれからどういう制度が必要になるか、といったことについて検討することが、非常に大事になります。
賃金だけではなく、政府への注文や、これからの社会制度のあり方について、労使がお互いに考えることが、これからの『春討』だと思います。」


2月23日(月) 定例記者会見より
安定的な為替の推移を

「経済全体として、実感としても、また数字を見ても、回復してきています。イラク情勢、為替、米国経済、中国元の動向といったリスク要因はありますが、それらに大きな変化がなければ、外需や設備投資も好調であることから、日本経済は良い方向に向かっていくと思います。
リスク要因の為替については、最近1ドル120円台から105円に円高が進みました。1ドル105円という水準は、輸出企業にとって一つのボーターラインであり、現在の円高の限界点であると思います。リーズナブルな水準という意味で言えば、輸出企業にとっては1ドル110円から120円の間で安定的に動いてほしいと思っています。」


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