時代に応えて

経団連副会長・広報委員長 関本 忠弘

経団連副会長・広報委員長
関本 忠弘


あけましておめでとうございます。

1995年、内外に広がるくらしの中から、さまざまなニーズが生まれてくることでしょう。 生まれてくるニーズの多くは予測困難で、かつ過去の経験はあまり役に立ちません。いわゆる断層の時代です。

こうした時代においては、世界中の情報をリアルタイムで入手、分析するとともに、自らの活動や考えを発信することが必要になります。そのためには多様なメディアが求められます。

そこで経団連では、広報活動強化の一環として、新しい年を機会に、時代を切り抜き、分かりやすく整理するという意味を込め『経団連くりっぷ』を創刊し、『経団連週報』を発展的に引き継ぎました。本誌は、コンピュータを利用した電子編集・印刷システム(DTP)による2色刷りの隔週刊誌とし、記事に図版などを加え、詳しく分かりやすいメディアといたします。

『経団連週報』に掲載してきた経団連の意見の概要や活動の紹介に加え、新たに2週間の豊田会長の動向を伝える「豊田会長の一言」、現在経団連の抱える課題を事務局の部長が解説した「なびげーたー」、経団連をめぐるちょっといい話やお知らせを掲載する「掲示板」のコーナーを設置し、よりビジュアルに経団連の動きをお伝えいたします。

さらに、マルチメディア時代を開く意味で、当誌掲載の記事をインターネットへ情報提供します。既に、経団連には、より多くの人々に日本の経済界の姿を知らせる『月刊keidanren』や英文隔月刊紙『KEIDANREN REVIEW』、経団連会員に経団連がこれから取り組む活動などを伝える週刊紙『経団連インフォメーション』がありますが、それらとともにホロニックな関係を構築して、広く世界に向け経団連の動きをお伝えしたいと思っております。


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