豊田会長の一言


12月5日(月)

財政制度審議会会長に就任して

「財政は国の礎である。本格的な高齢化社会の到来を控え、財政を健全な形で将来の世代に引き継いでいけるよう、歳出構造の徹底したスリム化と配分の重点化を含む財政改革を推進していく必要がある。」

12月12日(月)

コール首相・宮沢元首相の合意に基づき設立されたハイテク及び環境技術に関する日独協力評議会における挨拶

「これから発展を遂げようとする国々が日独をモデルにしようとしていることからしても、私どもの歩みは正しかったと思う。日独が、将来にわたっても世界の国々の範を示す国でありたいと願うのは、私ばかりではない。」

12月14日(水)

農林水産大臣との懇談会において

「ガット合意が継続される今後6年間を本格的な国際化にむけた準備期間ととらえ、新政策で示された農業構造の改革を早期に実現するとともに、意欲ある農業者の創意工夫の発揮と自由な経営展開が可能となるよう、農業をとりまく規制のあり方を抜本的に見直す必要がある。」

12月15日(木)

記者会見(経済見通しに関する質問に答えて)

「経団連のアンケート調査では、94年度1%、95年度1.8%との見通しである。政府の見通し(94年度2.4%)は、国のビジョンを示したものであり、政策として努力したが、結果として駄目だったということだと思う。長期的にみれば、2%では低く、3%程度の安定成長が必要だ。」

12月22日(木)

経団連評議員会(村山総理大臣に対し)

「規制緩和をはじめとする経済社会システムの改革に、総理が強いリーダーシップを発揮していただきたい。」

1月5日(木)

経済4団体共催新年祝賀パーティーにおいて

「今年の干支は“きのと・い(乙亥)”ということで、新しい改革・創造には抵抗も強いが、何としても進めていかなければならないという意味とされている。今年はちょうど、戦後50年の記念すべき年である。わが国が50年前に焼け野原から出発して、民主主義の定着と経済復興をなし遂げたように、今年は、21世紀に向けて、活力と創造性に溢れた日本を創っていくための、新しい出発点にしたいと思う。」


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