経団連第48回評議員会(議長 齋藤 裕氏) /12月22日

経済社会システム改革の断行を求める


経団連第48回評議員会

経団連では、評議員をはじめ役員330名余の出席を得て、標記会合を開催した。

当日はまず齋藤議長が、豊田会長はじめ執行部に対し「円高是正のため、あらゆる政策手段を動員すべきだということを関係方面に強力に働きかけてほしい」と述べ、次に豊田会長が「痛みを乗り越えて、規制緩和に取り組む」と表明し、村山総理大臣には「経済社会システムの改革の断行を」と迫った。

これに対し、村山総理大臣は「企業の独創性を阻む規制の緩和に正面から取り組んでいきたい」と応えた。また、武村大蔵大臣、高村経済企画庁長官は、95年度の予算編成について、経済界の理解を求めた。中谷巌一橋大学教授は、規制緩和反対キャンペーンを張る一部ジャーナリズムに対し、舌鋒鋭く反論した。


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