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500人の掛け橋 − ETPの15年から −


「一番役に立っているのは、これまでのように単に日本人から送られてくる情報に頼るだけでなく、自社の人間が主体的に日本市場を評価するようになったことです。」
「彼は、日本語や日本人の考え方、日本市場などについて素晴らしい知識を得たようです。彼が流暢に日本語を操るのを聞き、お客様はびっくりしています。」
(研修生を派遣しているヨーロッパ企業)

「研修者の当社への参加は、仕事への取り組みだけでなく、社員に対しては異文化を持った外国人と一緒に働くことにより、彼らの発想、価値観、感性を身近に現実的なものとして感じ・・・刺激的な役割を果たしてくれたと深謝しています。」
「当社では・・・経営理念や労使関係から、生産方式、技術開発、販売、サービスに至るまで、企業経営にかかわる幅広い事柄を講義や実習、討論を通じて伝えることを狙いとして進めております。」
(研修生を受け入れている日本企業)

ECビジネスマン研修計画(ETP:Executive Training Program)は、1976年、78年の経団連ミッションが訪欧した際の提案を受け、79年からEC委員会(現欧州委員会)が対日輸出促進プログラムの一環として実施しているプロジェクトである。
スタート当初と比べると日欧間の貿易・投資額は飛躍的に増大しているが、それでも日米、米欧関係に比べればいささか疎遠であることは否めない。世界経済の発展のために日欧が協力すべきことは疑いもなく、人的な交流はその礎となる。
計画開始から15年。この間、ヨーロッパから500名余の研修生が来日し、1年間の日本語研修と6カ月の企業研修を終了している。彼らは経営の一翼を担う者として対日ビジネスの先頭に立ち、まさに日欧の掛け橋として活躍している。
経団連も計画の提唱者として積極的に協力してきたが、これまでの成功を支えた最大の要因は研修機会を提供いただいた日本企業の方々の好意にある。
今後とも引き続きのご支援を。


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