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「日本の経営者が読んだ本」をベトナムに寄贈


豊田会長をはじめ副会長、関係委員長が、2月15〜26日の日程でシンガポール、タイ、ベトナムの3カ国を訪問する際、ベトナムの日本研究機関や日本語学校などに「日本の経営者が読んだ本」として日本語の図書を寄贈することとした。
現在、ドイモイ政策を推進するベトナムは、インフラや法律などの整備に加え人材育成を重視しており、日本ベトナム経済委員会(委員長 西尾 哲氏)においても、同国研究者の育成や国際交流を目的としたVAPEC(ベトナム太平洋経済センター)の設立に際して運営資金を寄付するなど、ベトナムの人材育成支援のための活動を行ってきた。
一般にベトナム人は「勤勉」「真面目」などと評され日本人に似ていると言われるが、ベトナム人にとって、戦後復興を成し遂げてきた日本は大変親近感のある国のようだ。そのせいか、最近のベトナムでは英語や仏語、独語と並んで日本語の弁論大会が開催されるほど日本語学習熱が高まっており、ベトナムの最高実力者であるドー・ムオイ書記長などは、日本語学習者によって翻訳された日本の図書を通じて、来日経験が無いにも関わらず日本の事情に詳しい。
そこで、日本語を学ぶベトナム人の手助けをすると共に、さらなる対日理解の促進に役立てるために、ベトナムではまだまだ貴重な日本語の図書を寄贈することにした。
今回は、特に豊田会長をはじめ副会長、評議員会の役員、日本ベトナム経済委員会委員などの方々に実際に読んだ図書の寄贈をお願いしたところ、250冊を超えるさまざまな分野の図書が寄せられた。また、ベトナム側読者に親しみを持ってもらうために、本の内側には寄贈された方々の署名をお願いした。
ミッションがハノイを訪問する際に豊田会長からベトナム側に目録の贈呈を行う予定であるが、これらの本を読んだベトナム側読者から、寄贈していただいた方に対して日本語の感想文が届く日もそう遠くないかもしれない。


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