豊田会長の一言


3月16日(木)

名誉大英勲章受賞式での挨拶(於 英国大使公邸)

「サー・ジョン・ボイド駐日英国大使ならびにご臨席の皆様、ただいまエリザベス女王陛下より名誉大英勲章を賜ったことは、身に余る名誉である。この度の受賞は、私個人に贈られたというよりも、英国で活動しているすべての日本企業をはじめ経団連ならびに日英2000年委員会など、国際交流に貢献している多くの団体に贈られたものと理解している。」

3月20日(月)

定例記者懇談会

「(円高相当分の輸出価格引き上げについて)貿易黒字縮小のためにいろいろ議論があることは当然だが、各業界・企業により状況が異なるので、現地生産、価格の修正、円建て輸出など各社の判断で対応することが重要である。基本的には、内需拡大、規制緩和を進めることである。
輸出自粛論では世界経済は沈滞してしまう。世界経済の活性化のためには、輸出も輸入も増やす拡大均衡が望ましく、これにより各国の輸出入がバランスするのが理想である。」

3月20日(月)

規制緩和5カ年計画のとりまとめにあたり村山首相を訪問

「はじめての5カ年計画であり、昨年12月の閣議決定(既往の規制緩和方策について実施時期の前倒し、実施時期の明確化、内容の具体化・新規方策の積極的取り込み)を徹底するとともに、規制緩和検討委員会の意見報告を最大限実現してもらいたい。
また、行政改革委員会が実施状況の監視、首相に対する意見具申、勧告を行うと同時に、行政改革推進本部において毎年度、広く内外の要望を聴取し、計画の改定を行ってもらいたい。」

3月20日(月)

ユニバーシアード福岡大会組織委員会会長として(大会の成功を祈念するレセプションにおいて)

「福岡大会開催まであと 156日となったが、すでに過去最多の 146の国と地域から参加意向表明がなされている。
私は、福岡大会が世界の若い友人たちとそれを迎える地元市民、数多くの関係者の情熱と努力により、必ずや素晴らしい大会になるものと確信している。また、同大会の理念に沿って、21世紀に向けた世界の平和と繁栄への確かな道筋となることを心から祈念している。」

3月31日(金)

規制緩和推進5カ年計画についての臨時記者会見

「はじめての5カ年計画であり、実施時期の明確化、フォローアップ体制の整備等、全体として評価できる。もちろん、今回の計画は経団連の要望を完全に満たすものではなく、計画の改定に期待するところは大きい。経団連としては、適宜、要望・意見を建議していくと同時に、関税、価格支持制度、公的金融や公共入札など、今回盛り込まれなかった事項についても検討を働きかけていく。計画の出来は何点ということではなく、入学試験に合格しても引き続き勉強してもらいたい。」


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