景気は失速の惧れ
― 景気に関する緊急アンケート


経団連経済調査委員会が主要会員企業を対象として4月初旬に実施した「景気に関する緊急アンケート」によれば、景気の現状認識として、「先行き予断を許さず、失速の惧れがある」と回答する企業が75.7%と多く、「緩やかな回復過程が続く」との回答は22.1%であった。また、業況の現状判断としては、「回復基調だが低水準」との回答が63.6%と多く、次いで、「かげりがみられる」が18.2%、「下降傾向もしくは低迷」が14.4%となった。
急激な円高、株式市場の低迷、金融システムの不安などがわが国経済に厳しい影響を与えている中で、企業は一層のリストラを行っているが、その回復ペースは緩やかであり、水準も極めて低い。

景気の現状認識
景気の現状認識

業況の現状判断
業況の現状判断


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