豊田会長の一言


5月8日(月)

会長副会長会議後の記者会見

「経団連の常務処理役員の異動については、退任する人も優秀で、これからもやってほしいと思うが、若い人の中にも優秀な人は続々といる。若い人の活躍の場を作っていくことが活性化につながる。内部には優秀な人材が沢山おり、外部からの登用は考えなかった。」

5月8日(月)

同上(日米包括協議の決裂を受け)

「日本の貿易黒字のみが突出していると認識しているが、これを是正するため多年にわたって手を打ってきた。現地生産を進め、アメリカ産業の活性化などに協力している。そういう関係を通じて、日米が信頼しあえるようになっていくことが重要であり、日本はこれからも一層の市場開放・規制緩和などに努力し、信頼関係を高めていく必要がある。」

関連〔5月15日(月)制裁候補リスト発表前に村山首相を訪問〕

「日米関係は極めて重要であり、冷静な話し合いを行なってほしい。日本としても、内需拡大、規制緩和に積極的に取り組んでほしい。」

関連〔5月16日(火)制裁候補リスト発表に関するコメント〕

「これはWTOの精神に反する一方的な措置であり、円滑な日米関係を損ないかねない。今後、WTOの場で国際ルールに基づいた冷静な協議を行うよう望みたい。」

5月10日(水)

都内での講演会において

「現在のような、ややもすれば閉塞した日本経済の状況を打開するためには、新しい国際ハブ空港や情報インフラの整備、あるいは首都機能の移転といった大規模な社会資本のプロジェクト、言うなれば平成ニューディールとでも呼べるような大きな構想を打ち出し、国民各層が夢を持てるような国土づくりを実行に移して行く必要がある。」

5月10日(水)

財政審会長として記者会見

「今般の補正予算では、阪神・淡路大震災等への対応に加え、急激な円高の進行等最近の経済情勢に対応するため財政措置が必要と考えられる。その際、不透明感が漂う現下の経済情勢を踏まえれば、財源面における臨時緊急の対応として、建設公債に加え、特例公債を発行することもやむを得ない。」


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