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メキシコ「パパロテ子供博物館」に120万ペソを贈呈


経団連では、6月6日、ウリベ新駐日メキシコ大使との懇談会の席上、メキシコの「パパロテ子供博物館」(メキシコ市)への寄付金の贈呈式を行い、久米日本メキシコ経済委員長が約120万ペソ相当(2,140万円)の目録を大使に贈呈した。

「パパロテ(「凧」の意)子供博物館」は、90年、メキシコのサリナス大統領(当時)夫人が大統領とともに来日した際、東京・青山の「子供の城」を見学して感銘を受け、メキシコの子供たちにも科学・技術を手に触れて親しめる楽しい学習の場を与えたいと決心し、メキシコの経済界に呼びかけたことを契機に建設された科学博物館である。同博物館には、メキシコのほとんど全ての有力財界人からの寄付2,500万ドルに加え、アメリカ、ドイツ、カナダ等の企業・機関から、展示機材が寄贈されている。

しかし、内容を充実させるためにも、円滑な運営を続けていくためにも、より多くの協力が必要なため、サリナス大統領夫人から、日本の経済界にも協力を得たい旨、経団連ならびに現地のメキシコ日本商工会議所に対し依頼があった。

そこで経団連では、メキシコ日本商工会議所と協力して、依頼された100万ペソを目標に昨年4月から募金活動を行い、その結果、最近の厳しい経済情勢の折にもかかわらず、関係各企業の皆様から当初の目標額を上回る120万ペソ相当の募金が寄せられた。

昨年11月に開館式を行なった同博物館は、開館以来4カ月で70万人の学童の見学を受け入れ、大きな成果を挙げているということである。


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