豊田会長の一言


6月14日(水)

第3回アジア・リーダーズ・フォーラムにおいて

「ゲストハウスの営業も経団連の大事な仕事のひとつであり、立派な方々にお越しいただきお礼申し上げる。先程、オーストラリアのエバンス外務大臣と食事をしながら話をしていたが、220ヤードの池越えに成功したそうだ。明日、ゴルフにお誘いしようと思ったが、腕をあげられたようなので遠慮することにした。明日は、アジアの多様性、地域協力のあり方等について議論を重ねてほしい。」

6月20日(火)

平岩名誉会長に肖像画を贈呈

「歴代の経団連会長には、退任に際し在任中のご労苦に報いたいとの趣旨から、肖像画を贈らせていただいている。寺坂画伯によると、名誉会長にはデッサン等のため何度も時間をとっていただいたが、いやな顔をひとつもされず、しかも帰り際には、必ずエレベーターホールまで足を運ばれたとのことである。ふくよかな耳が大変印象的であり、それをどう描くかがポイントであったそうである。」

6月21日(水)

定例記者懇談会

「クレジットカードの宅配を郵政省が問題にしているようだが、規制緩和の立場にたって、利用者本位の問題解決を望みたい。
時代の変化とともに政府事業に求められるものは変わってきており、事業分野のあり方は常に改善されなくてはいけない。郵便事業についても、アメリカ等の実情を参考にしながら、事業内容、料金の見直しなどに取り組んでほしい。」
「規制緩和推進計画にもとづき、4月150項目、5月2項目の規制緩和が実施されている。この中には、例えば公衆回線と専用回線の接続解禁なども含まれており、民間としてもその成果を大いに利用、活用すべきである。」

6月22日(木)

緊急経済対策の具体化につき村山首相を訪問

「わが国経済は、景気の腰折れが懸念される厳しい局面にあり、緊急に実効ある内需振興策と規制の撤廃・緩和を実施することが不可欠である。とりわけ法人税率の引下げ、地価税の廃止、有価証券取引税の撤廃、みなし配当課税の廃止、所得税減税の継続、土地譲渡益重課税制度の廃止など税制の緊急改正が重要である。」

6月29日(木)

日米自動車交渉妥結にあたり

「両国政府がねばり強い交渉を行い、制裁が回避されたことを歓迎するとともに、関係者の方々の労に敬意を表したい。とくに日本政府が、自由貿易の原則を貫くなかで解決に至ったことは大変意義深い。日米関係は世界のなかでもとりわけ重要な2国間関係であり、今回の交渉を機に今後とも相互の信頼関係をより強固なものにしていくよう努力する必要がある。日本も、引き続き日米貿易インバランスの改善のために、政府、民間ともに規制緩和の推進、内需拡大、市場アクセスの改善などを進める必要がある。」


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