新たな大気汚染物質
従来からの規制対象物質に加えて、
- 低濃度・長期暴露によって健康影響が現れる可能性が否定できない、
- 物質の種類が多く、性状が多様である、
- 発生源および発生形態が多様である
という特徴を持つ有害大気汚染物質(250物質ほど)を新たに規制の対象に加えるべく検討している。
具体的な対象物質としては以下の5種類の物質とされている。
- 金属および半金属(カドミウム、水銀、ニッケル、砒素等)
- 吸入性鉱物繊維(石綿、グラスファイバー等)
- 無機ガス(塩素、シアン化合物、フッ素化合物、ホスゲンなど)
- 有機ハロゲン化合物(塩化ビニル、1,2-ジクロロエタン、ジクロロメタン、ダイオキシン類、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン等)
- その他の有機化合物(アクリロニトリル、アルデヒド類、多環芳香族炭化水素〔ベンゾ(a)ピレン等〕、ベンゼン等)