豊田会長の一言


11月21日(火)

島村文部大臣の新卒者の就職促進要請を受けて

「7月に与謝野前大臣がお見えになった際にも申し上げたが、何よりもまず官民あげて景気の回復に取り組むことが重要である。経済界としても、雇用問題を重視しており、会員企業にも働きかけ、最大限の努力をしたい。」

11月21日(火)

21世紀万国博覧会全国推進協議会設立総会(会長に就任)

「21世紀万博の開催は、日本経済の閉塞した状況を打ち破り、活力に満ちた新しい日本を創造するための原動力として重要なプロジェクトである。
わが国でこれを開催することは、貧困や人口問題、環境・エネルギー問題など、世界が共通して抱えているさまざまな課題を解決する突破口を切り開くために日本がリーダーシップを示すことであり、極めて有意義である。」

11月23日(木)

ベルギー アルベール国王拝謁(経団連訪欧ミッション―以下同じ―)

「公定歩合の引下げや景気対策もあり、来年以降の経済は明るくなろう。金融問題についても年内に対策が出される予定であり、基本的にご心配をいただく段階を脱している。」

11月24日(金)

サンテール欧州委員会委員長

「欧州委員会がこれまで採ってきた協調的対日アプローチは、本年5月の外相理で採択された対日結論文書にもよく現れており、高く評価する。
日本は、少し米国の方に向き過ぎではないかとのご指摘があったが、日本は日米自動車交渉においても、バイよりマルチでの解決に努力した。」

12月1日(金)

イギリス メージャー首相

「英国経済について、明るく力強いお話を伺えた。日本は構造改革が遅れ、現在、3年続いて1%以下の成長に止まっている。目下、規制緩和計画の見直し作業を進めているが、規制緩和により外国企業の対日輸出は増えるはずである。規制緩和は英国が成功例と認識しており、是非、いろいろと教えてほしい。」

12月1日(金)

総括記者会見(於 ロンドン)

「各国の政界や経済界のトップの方々とフェイス・トゥ・フェイスで率直に話し合い、個人的にも絆を深めることができた。コール首相は、今回のような率直な話し合いを今後とも行なっていきたいと述べていたが、政治や経済の問題を率直に話し合う機会を数多く設けることが、いかに重要か再認識させられた。
99年1月からの統一通貨の導入問題については、各国の経済条件の相違、国民感情の違いはあるものの、それらを克服してEU統合を深化させていこうという並々ならぬ意欲が感ぜられた。欧州各国では、政治が国のあり方を主体的に引っ張っている。政治経済が大きく変わろうという時期には、政治のリーダーシップが一層強く求められるということを強く感じた。」


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