社会貢献活動は地道に継続

企業の社会貢献活動実績(94年度)調査結果を発表


経団連では、毎年行なっている企業の「社会貢献・国際文化交流活動実績調査」の結果を公表した。寄付金など94年度の社会貢献活動支出額は、1社平均で3億8,200万円で、新規回答企業が増えたこともあって、前年度比5.7%減となった。

また、支出額が売上高に占める割合は平均で0.17%、経常利益比は3.25%、税引前利益比は3.50%と高率を維持している。寄付の対象を分野別に見ると、94年度は阪神・淡路大震災の影響を受けて、「災害救援」が19.9%とトップにきた。続いての「学術研究」「地域活動」「教育」という順位は例年と変わらなかった。

ボランティア活動のための環境整備としてはボランティア休暇制度、マッチング・ギフト制度(従業員の寄付に企業が一定額を上乗せ)などが39社で導入されている。

景気回復の遅れにもかかわらず、企業は社会貢献活動に地道に継続的に取り組んでいる。

社会貢献活動に対する寄付金の分野別支出比率(単純平均)


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