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300名を超えた奨学生―UWCが新奨学生募集開始


「他国の生徒は国際情勢に非常に敏感です。そして何よりも社会問題に関する知識が豊富です。」
「日本の経済力が、予想以上に大きいことを実感しました。社会科学の授業では、必ず日本が引き合いに出されます。」
「色々なことについて悩み、考えることによって、自分というイメージが確立し、人間としてひとまわり成長したと思います。」

ユナイテッド・ワールド・カレッジ(United World Colleges ― UWC)は、世界各国から選抜・派遣された高校生を中等教育終了前の2年間受入れ、教育を通じて国際感覚豊かな人材を育成することを目的とする民間教育機関である。現在世界9か国に設置されており、世界中から派遣された生徒が、同じ寮、同じ教室で2年間を過ごす。

日本からは、(社)ユナイテッド・ワールド・カレッジ日本協会(会長 小笠原敏晶 ニフコ社長)を通じて生徒が派遣されている。1972年以来、イギリス、カナダ、シンガポール、イタリア、アメリカ、香港の5カ国・1地域に高校2年生を派遣し、今年度で派遣人数が300名を超えた。奨学金は、会員企業86社の会費によって賄われている。

事務局の経団連社会貢献部には、毎年、多くの手紙が日本人奨学生から送られてくる。冒頭に紹介したのはそのごく一部であるが、派遣された生徒は、英語でのコミュニケーションという壁を乗り越え、世界中の生徒と学び、語り合う。そして自らを見つめ、日本を見つめ直しているようだ。こうして、次代を担う自立心と国際感覚に富んだ若者が育ってゆく。

現在高校1年に在籍している生徒を対象に、96年度の新奨学生を募集中である。応募〆切は3月25日(月)。今回は派遣先として、新たにノルウェーが加わった。資料の請求は、270円切手同封の上、下記UWC日本協会まで。

〒100 東京都千代田区大手町1−9−4 経団連社会貢献部内
(社)UWC日本協会


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