21世紀版シルクロードの実現に向けて
求められる国際協力


人類はおよそ2000年前からシルクロードを経済、文化の回廊として東西の交流を進めてきた。そして21世紀を目前にした今日、冷戦の崩壊とともに新たな世界秩序が模索されるなか、中国内陸部から中央アジアを経由し、ヨーロッパへとつながる陸上通路を運輸、情報、経済の回廊として開発し、アジアとヨーロッパの多面的交流を促進する現代版シルクロード構想が注目されている。

同構想では、光ファイバー、国際航空網、道路、鉄道、パイプラインなどのインフラ整備だけでなく、沿線地域の市場経済化、産業セクターの振興、環境保全なども計画されており、国際開発機関や先進国政府および民間企業の協力が期待されている(詳細は14頁参照)。

シルクロード21(新欧亜大陸ブリッジ)


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