金融・資本市場の空洞化現象が顕在化

規制、税制の見直しなど環境整備が急務


わが国の金融・資本市場では、バブル崩壊後、さまざまな空洞化現象が目立っている。東京外国為替市場の世界3大市場における地位は低下しており、東京証券取引所では、昨年1年間で16社の外国企業が撤退している。

財政金融委員会では、金融・資本市場の空洞化が一層進展すれば、情報機能や資金供給機能の低下を通じて、産業空洞化ひいては日本経済全体の空洞化につながりかねないとの危機感から、「我が国産業の活性化と金融・資本市場の空洞化対策」と題する提言をとりまとめた。提言では、規制や税制の見直しなど、民間活力発揮に向けた環境整備の必要性を訴えた。

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