豊田会長の一言


5月21日(火)
万博全国推進協議会常任委員会

「去る4月18日に、日本国政府として正式に21世紀万博の開催申請を行なった。さしあたり6月5日にパリで開催される総会において、わが国での開催をアピールするプレゼンテーションを行なうことになっている。当日は、パリ日本文化会館の初代館長である磯村さんにプレゼンテーターをお願いしているが、私も現地に赴き、欧州財界への働きかけを行なって参りたい。」

5月22日(水)
阪神・淡路経済復興シンポジウム

「現在の被災地の状況は、復旧から復興へ移行する段階にある。また被災地の経済活動は、わが国全体の景気が緩やかに回復しつつあるにもかかわらず、伸び悩む傾向にある。本日のシンポジウムが、経済復興の重要性について経済界のみならず、国民全般の認識を深めるきっかけとなることを期待している。」

5月22日(水)
カーター元大統領が来訪(カーターセンター代表)

「ギニア虫撲滅運動への協力がうまくいって良かった。先日、オルフェンソン世銀総裁と今般実現した人事交流プログラムについて話し合ったが、日本がどのように国際貢献を進めるべきかのヒントを頂いた。また世銀は、日本のNGOとも連携をとっているとのことだが、阪神・淡路大震災の際の活躍もあり、日本でもNGOに対する評価、関心が高まっている。経団連としても、もっと勉強しようと思っている。」

5月24日(金)
コスタリカ共和国フィゲーレス大統領と懇談

「私は、貴国の名誉総領事という役目を承り、貴国の各界の方々とは非常に親しく交流させて頂いている。昨年10月には、中米和平への貢献でノーベル平和賞を受賞されたアリアス元大統領が来られ、アリアス財団の軍縮に向けた活動についてご紹介頂いた。
貴国は、中米で最も安定した民主主義国家であり、また軍隊を持たないことは、わが国でも知られている。また近年、熱帯雨林の保護でも積極的な取組みを行なっており、国際的に高く評価されている。」

5月28日(火)
第58回経団連定時総会

「経団連は、1946年8月16日、各種経済団体相互間の連絡協調および金融組織の再建による経済安定の確保、そして民主主義の下での国民経済の健全な発展を促進することを目的に創立され、今年で50周年を迎えた。
会員各位の要望や意見を十分伺い、高い理想を掲げながら、現実の問題を一歩一歩解決していくことが、私ども経団連に課せられた使命であると思う。とりわけ今日のように、様々な構造問題が噴出する一方、日本に対する海外の期待が高まっている状況において、経団連の役割は、ますます高まっている。」

5月28日(火)
同総会後の記者会見

「先程の挨拶の中で、私は、雇用の増大と経済活性化のために、会員各社に対し、少なくとも1社以上のベンチャー企業を立ち上げて頂きたいとお願いしたが、本当は10社以上と言うつもりだった。」


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