経団連第58回定時総会

議事概要


  1. 報告
  2. 1995年度における役員の補充選任に関する報告

    三好事務総長から標記について報告があった。

  3. 議案
  4. 定款第27条の規定により、本総会の議事録署名人として、前田勝之助氏(東レ社長)、河野俊二氏(東京海上火災保険社長)が指名され、議案の審議に入った。

    1. 第1号議案 1995年度事業報告および一般会計収支決算の承認を求める件
    2. 三好事務総長から標記についての報告があり、これを受け戸田幹事から収支決算は正確かつ適正に処理されている旨の監査報告があった後、本件は承認された。

    3. 第2号議案 1995年度会館事業報告および事業会計収支決算の承認を求める件
    4. 三好事務総長から標記について報告があり、これを受け、戸田監事から収支決算は正確かつ適正に処理されている旨の監査報告があった後、本件は承認された。

    5. 第3号議案 1996年度事業計画および一般会計収支予算に関する件
    6. 鈴木副会長(財務委員長)から、下記の説明があった後、本件は承認された。

      1. 事業計画
        経団連の21世紀ビジョン「魅力ある日本」を基本方針として、その実現に全力をあげる。機動的な活動を展開するため、42あった政策委員会を30に、19の地域別・国別委員会を7つの地域別委員会の下に再編する。
        具体的活動としては、まず、ビジョンで最重要課題として取り上げた行革・規制緩和、税財政改革、首都機能移転の3課題に最優先で取り組む。
        また、金融行政のあり方の見直し、新産業・新事業を創出するための環境整備に努める。さらに、情報通信、流通、交通基盤、環境問題のほか、国土政策、土地・住宅政策や農業政策、株主代表訴訟や独禁法などにも取り組む。政治への働きかけも強める。
        世銀、国連などと連携し、新たな国際協力のあり方を探る。第2回アジア隣人会議の開催、ビジネス・ラウンドテーブルとの交流、欧州ミッションの派遣などを行なう。

      2. 一般会計予算
        予算は、過去3年間据え置いてきたが、以上の事業計画に基づいて、これまで以上に活発な事業活動を展開するために、今年度は若干の会費の増額をお願いして、34億6,835万円の予算規模とすることとする。

    7. 第4号議案 1996年度会館事業計画および事業会計収支予算に関する件
    8. 石橋事業委員長から標記について説明があり、本件は承認された。

    9. 第5号議案 役員選任に関する件
    10. 会長に豊田章一郎氏を再任したほか、副会長に久米豊、関本忠弘、那須翔、末松謙一、青井舒一、伊藤助成、 口廣太郎、今井敬の各氏8名を再任、熊谷直彦氏、古川昌彦氏、北岡隆氏の3名を新任した。
      また、理事に相木茂雄氏ら 451名、監事に金谷邦男氏ら7名、評議員に相川賢太郎氏ら 491名、顧問に飯田庸太郎氏ら25名、推薦会員に新たに鈴木精二氏、羽倉信也氏の2名、常任理事に秋元勇巳氏ら 206名を選任した。
      評議員会議長には齋藤裕氏を再任するとともに、評議員会副議長に春名和雄、相川賢太郎、川勝堅二、歌田勝弘、片田哲也、森下洋一の各氏6名を再任、米倉功氏、三田勝茂氏、鈴木政志氏の3名を新任した。
      また常務役員、参与の選任を行なった。

    11. 第6号議案 決議
    12. 久米副会長の提案説明の後、満場一致で決議が採択された。
      10頁に全文掲載


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