経団連くりっぷ No.36 (1996年 7月11日)
海外からの来訪者
6月17日
- 来訪者
- ハリーリ・レバノン首相、シニョーラ財務担当国務大臣ほか
- 経団連側応接者
- 豊田会長
- ポイント
- ハリーリ首相のメッセージ
- 中東和平は世界各国の願いであり、後戻りすることはない。
- レバノン復興に対する日本の協力に期待している。
- 70年代の時のように数多くの日本企業にレバノンに進出してもらいたい。
6月18日
- 来訪者
- 徐大有 中国国際貿易促進委員会副会長
- 経団連側応接者
- 豊田会長、三好事務総長、藤原常務理事ほか
- ポイント
- 徐大有副会長 発言要旨
- 中国の対日輸出品目は、繊維、食品、機械・電子の順に多く、最近は原材料から加工組立型製品に移行しつつある。これらのほとんどは日中の合弁企業で生産されており、日中間の経済関係が垂直分業型から水平分業型に質的に変化していることを示している。
日本の対中投資は増加傾向にあるが、まだ、大型プロジェクトが少ない。この面での経団連の役割に期待したい。
- 4月の経団連訪中代表団は大きな成果を収めたが、国貿促は今後も経団連と協力して日中経済関係の発展に貢献したい。今年8月のアジア隣人会議には、郭東坡国貿促会長が喜こんで出席する。
6月19日
- 来訪者
- カバジ・アフリカ開発銀行総裁
- 経団連側応接者
- 笠原中東・アフリカ地域委員長
- ポイント
- カバジ総裁からアフリカの政治・経済情勢について、
- アフリカは、ここ3年間、3%以上の経済成長を達成している。
- マスコミはアフリカ諸国の悪いことのみ報道するが、全体として政治・経済状況は改善傾向にある。
- 欧米にならい、日本企業も積極的にアフリカ開発に協力してほしい。
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