経団連くりっぷ No.46 (1996年12月26日)
海外からの来訪者
12月 3日
- 来訪者
- ヘンシュ欧州議会議長
- 経団連側応接者
- 豊田会長、三好事務総長、島本国際本部長
- ポイント
- ヘンシュ欧州議会議長発言要旨
「今回の訪日の目的は日本との政治関係強化にある。欧州議会は日本との関係を重要視しており、政治関係強化の波及効果で、通商、経済協力関係の一層の強化を望んでいる。また、経済大国で安定した民主主義国家である日本と欧州は、その経済力に見合うだけの政治的な影響力を行使するには至っておらず、今後第3国における経済改革支援の分野で大きな貢献ができると確信している。」
12月 4日
- 来訪者
- ミレーナ・サンタナ ヴェネズエラ外務省国際政治総局審議官(大使)
- 経団連側応接者
- 島本国際本部長
- ポイント
- サンタナ大使は、本年4月の為替管理・金利の自由化、外資規制の緩和等を主な内容とするヴェネズエラの新経済計画がその後着実に実施され、経済も順調に推移している旨強調し、また、大使は中小企業の育成、貧富の格差の解消が今後の重要な課題であり、技術協力・人材育成の分野においてわが国官・民の支援を期待する旨、述べた。さらに、来年の中頃には現在協議中のメルコスールへの加盟が予定されているとの発言があった。
12月12日
- 来訪者
- 世界銀行ベリー人事担当副総裁、川端人的資源グループ・プログラム・マネージャー他
- 経団連側応接者
- 豊田会長、藤原常務理事
- ポイント
- ベリー副総裁は、豊田会長へ表敬するとともに、1995年経団連・世銀グループ人事交流計画メモランダムに調印した。豊田会長との懇談では、人事交流プログラムを今後も継続していく方針が確認された。
- 本計画は、本年8月より実施された。経団連側からは関西電力、新日本製鉄、東京電力の3名のエンジニアが世銀グループへ派遣され、世銀側からは3名が東京三菱銀行、日本生命、三井物産へ派遣されている。
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