経団連くりっぷ No.48 (1997年 1月23日)
海外からの来訪者
12月20日
- 来訪者
- シマォン・モザンビーク外務協力大臣
- 経団連側応接者
- 笠原中東・アフリカ共同委員長、藤原常務理事
- ポイント
- シマォン大臣発言概要
- 内戦も終了し、政情もようやく安定したモザンビークへの投資促進のため訪日した。天然資源が豊富であり、投資関連の法整備も整っている。
- 大規模投資も必要であるが農村開発、中小企業振興に役立つ小規模投資も重要である。具体的には、トレーラー付オートバイの組み立て加工を行なっていただきたい。
- 現在、実験的に6カ月間、法人税を5%に引き下げている。税率を引き下げ、合法的な企業活動を促進し、ビジネス活動を活性化したい。
- わが国はナカラ、ベイラ、マプト等のインド洋に面した良港を有しており、内陸諸国との回廊づくりを進めている。また、ナカラ港を通じてインド洋諸国との交流を推進している。将来的には、南部アフリカ開発共同体(SADC)にインド洋諸国も取り込みたい。また、環インド洋地域の貿易促進を目指して、オマーン、インド、オーストラリアを含む関係諸国との連携を深めていきたい。
- わが国は、SADCの創設メンバーであり、現在、副議長国である。SADCでは、2004年に関税を撤廃するための議定書を本年8月に締結した。2年後には地域議会の設立を目指す。
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