経団連くりっぷ No.52 (1997年 3月27日)

多様な人々が活躍する社会をめざして

より一層の環境整備と意識改革が必要

「男女がはつらつと働くための提案」フォローアップ調査から


 女性の社会進出に関する部会(部会長:坂本春生氏)では、95年2月の部会レポートに盛り込まれた提案の実施状況について、経団連全会員企業の人事担当部長を対象にアンケート調査を実施した。多くの企業が人事、研修、育児・介護休業等の制度を導入しており、多様な人材が各人の立場ではつらつと働くための環境を整備しつつある。しかしながら、女性に対する不利益な扱いや固定観念に基づく制度の運用もみられ、より一層の制度改善と意識改革が必要である。

 また、下図の通り、「女性の能力・適性の問題」を活躍や昇進における男女差の理由として指摘する声が多いが、真の能力評価のためには、募集・採用、配属・昇進、研修等について広く均等な機会を与え、公平な職場環境を整えていくべきである。


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