経団連くりっぷ No.53 (1997年 4月10日)

掲示板

アジアとの友好関係の促進を
―ASEAN諸国との文化交流プロジェクトへの参加を募集


経団連では、ASEAN諸国との文化交流事業の一環として、毎年、フィリピン、シンガポール、インドネシアなどから優秀な教師や高校生を招聘し、日本の生きた社会、文化、経済にふれ、理解を深めていただいています。

例えば、昨年は、フィリピンから来日した高校教師10名がアサヒビールの茨城工場を訪問し、出来たてのビールを飲み喉を潤しました。また、シンガポールの名門高校ラッフルズ・ジュニア・カレッジの生徒10名は千葉県野田市のキッコーマンの工場を見学し、江戸時代から発展した醤油の伝統的製造過程や当時の日本人の生活習慣などを学びました。さらに、インドネシアの小・中・高の教師20名は、富士通の幕張システムラボラトリーを見学し、大スクリーンに映し出された3次元映像に圧倒されました。

その後帰国された方々は、このような日本企業や工場を見学したことが、日本の経済社会や文化を理解する上で大変貴重な経験だったと語っており、また受入側の日本企業も文化交流活動に参加する絶好の機会になったと感想を述べていました。

今年はフィリピンの高校教師日本招聘事業を5月10日(土)〜24日(土)、シンガポールの日本語選択高校生招聘事業を6月2日(月)〜20日(金)、インドネシアの教師招聘事業を10月中に約2週間、それぞれ実施する予定です。日本と外国との友好関係の促進に貢献するため、経団連のASEAN諸国との文化交流プロジェクトへぜひともご参加下さいますようお願いいたします。


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