経団連くりっぷ No.62 (1997年 9月11日)
海外からの来訪者
8月25日
- 来訪者
- ハンコック カナダ アルバータ州対外関係大臣
- 経団連側応接者
- 糠沢専務理事
- ポイント
- ハンコック大臣発言要旨
- クライン アルバータ州首相が日本との貿易・投資関係を促進するために今秋来日する。10月13日に経団連会員企業と意見交換を行なうことを楽しみにしている。
- 現在、カナダ連邦政府は財政赤字削減に取り組み、成果を上げている。州レベルでは、アルバータ州の増税なき財政赤字削減策が他州のモデルとなっている。
8月28日
- 来訪者
- ジェームス ドミニカ国首相 他2名
- 経団連側応接者
- 藤原常務理事、島本国際本部長
- ポイント
- ジェームス首相より、以下のような発言があった。
- ドミニカは、バナナ、ココナッツなどの農業と観光を主要産業とするが、産業の多様化を目指している。日本企業による投資や技術協力を期待している。有望な分野としては、民活により進める予定の空港拡張プロジェクトや、ココナッツを原料とする石鹸産業などがある。
- ドミニカの国民は英国式の高度な教育を受けており、高い技術水準を有する。また、メルコスールをはじめ中南米諸国へのゲート・ウェイとしての役割を果たすことができる。
- ドミニカが加盟するカリブ共同体では、経団連のこの地域における役割に期待している。現在、日本に大使館を置いているのはジャマイカのみであるが、加盟国が共同で日本に代表部を置くことを検討している。
9月2日
- 来訪者
- アンドラカ日本チリ修好100周年記念事業チリ側組織委員長、
リエスコ チリ生産商業連盟会長 他5名
- 経団連側応接者
- 豊田会長、糠沢専務理事、島本国際本部長
- ポイント
- フレイ大統領に随行して来日したチリ経済界首脳と意見交換を行なった。豊田会長より、両国間の経済関係を強化する上での日本への期待につき質問したのに対し、チリ側からは、
- 中小企業等の競争力を強化するために、共同でテクノロジー・センターを設立するなどして、日本から技術を移転してもらいたい、
- チリを1カ国のみでとらえるのではなく、4億人の人口を擁する中南米市場への入口として進出を考えてもらいたい、
との要望があった。
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