経済交流強化へ向けた活発な意見交換
会議を通じ、コロンビア側は、経済の良好なパフォーマンス、石油をはじめとした豊富なエネルギー資源、太平洋と大西洋に面した地理的優位性、地域経済統合の進展を通じた米州市場全体へのアクセスの良さ等をコロンビアの魅力としてアピールした。また環太平洋諸国、特に日本との経済関係の強化を重視している点を強調するとともに、数多くの有望投資プロジェクト、インフラ整備プロジェクト等を紹介し、日本からの積極的参加を呼びかけた。
一方日本側は、各企業の実際の投資、事業計画の経験に基づき、今後対コロンビア・ビジネスを拡大していくためには、
- 治安・麻薬問題の改善、
- 政策の安定性、継続性、予見可能性、
- 太平洋側のインフラの整備、
等が必要であると指摘した。
なお、両国間の協力プロジェクトとして進めてきた石油精製所建設については、事業主体をめぐり意見の一致を見ることはできず、今後の取扱いについて、両国でさらに検討することとなった。