経団連は、会員企業ならびに1%クラブ法人会員1,045社を対象に「1996年度社会貢献活動実績調査」を実施した。回答社数は429社(回答率:41.1%)。
96年度の社会貢献活動支出額は、1社平均で4億円となり、前年度に比べ1.0%増加した。
また、社会貢献活動支出額が売上高に占める割合は平均で0.27%、対経常利益比は2.40%、対税引前利益比は2.88%であった。
社会貢献活動支出額は、寄付金と自主プログラム(各社が独自に企画・実施する活動)支出額により構成されるが、それぞれの分野別支出比率は下図のとおりである。
さらに、企業は従業員の社会貢献活動を推進するため、ボランティア休暇・休職制度、ボランティア活動者表彰制度などを積極的に導入している。その結果、従業員のボランティア活動を支援していると回答した企業は大幅に増加し、約5割に達した。
このように、企業は景気の先行きが不透明な中でも地道かつ継続的に社会貢献活動に取り組んでいる。
| 寄付金 | 自主プログラム | |
|---|---|---|
| 9.4 8.5 |
社会福祉 | |
| 4.3 5.2 |
健康・医学 | |
| 8.2 5.5 |
スポーツ | |
| 17.8 17.0 |
学術・研究 | |
| 14.3 11.6 |
教 育 | |
| 8.7 9.4 |
芸術・文化 | |
| 6.0 5.4 |
環境保全 | |
| 2.4 1.8 |
史跡・ 伝統文化保存 |
|
| 15.4 11.5 |
地域社会の活動 | |
| 6.4 6.6 |
国際交流・協力 | |
| 1.6 8.2 |
災害救援 | |
| 5.4 9.2 |
そ の 他 |