経団連くりっぷ No.71 (1998年1月22日)

豊田会長の一言


12月17日(水)
町村文部大臣との懇談会

「21世紀に活力ある日本を築いていくためには、経済社会システムの改革とともに、新しい物事に挑戦する能力と意欲を有する創造的な人材の育成が必要である。経団連としても、若い人がその個性や創造性を十分発揮できるよう採用や人事制度のあり方などについて自己改革を進めるよう会員企業に訴えている。」

12月25日(木)
第51回評議員会

「来年こそ、景気の本格的回復を図るとともに、改革を加速化し、自由、透明、公正で活力のある経済社会システムを実現しなければならない。また、企業倫理の徹底により、日本経済に対する内外の信頼を確立していかなければならない。」

1月7日(水)
経済4団体新年祝賀パーティ後の記者会見

「今年の景気は、昨年に比べて良くなると思うし、そうしなければならない。昨年暮れに発表した諸対策をできるだけ早く法制化し、実行すれば後半にかけて良くなると思う。さらに規制撤廃・緩和を継続し、民間も活力を出していくことである。また、さらなる減税も一案である。」

1月10日(土)
トニー・ブレア英国首相との懇談

「日英の二国間関係のみならず日欧関係全体が建設的、協調的なものとなっている背景には、英国の一貫した対日積極姿勢があり、他の欧州諸国を自由貿易、自由経済の方向へとリードされてきたことを指摘できる。共通の価値観を有する英国と日本が政治、経済などあらゆる面での相互理解を深め、相互信頼関係を構築して、世界の繁栄と安定に貢献していかなければならない。」

1月12日(月)
会長副会長会議後の記者会見

「会長副会長会議で、私は5月で退任すること、次期会長に今井 新日本製鐵社長、評議員会議長に関本 日本電気会長にご就任いただくことで各副会長のご了承を得た。お二人とも人格、識見をはじめ幅広い観点から立派な方であり、総合的に判断した。大いに経団連の仕事を行なっていただきたいと考えている。」


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