経団連くりっぷ No.71 (1998年1月22日)

経団連第51回評議員会(議長 齋藤 裕氏)/12月25日

改革の断行で98年を明るい年に


経団連では、評議員をはじめ役員など300名余の出席を得て、標記会合を開催した。

当日はまず齋藤議長が、豊田会長はじめ執行部に対し「わが国が目指すべき理想を高く掲げ、強い信念をもって経済界をリードしてほしい」と述べたのに続き、豊田会長が「日本経済に対する内外の『信頼』を確立し、『活力あるグローバル国家』を実現するために全力を傾注していく」と決意を表明した。

来賓として出席した橋本総理が「構造改革を円滑に進めるためには金融システム安定化と景気の回復に向けて目に見える対策を講じる必要がある」との決意を明らかにし、続いて小渕外務大臣が世界平和の確立に向けたわが国の外交政策と経済界による民間外交の重要性を述べ、尾身経済企画庁長官が規制緩和をはじめとする経済構造改革に向けて強い決意を示した。

さらにフォーリー駐日米国大使が講演し、日本の国連常任理事国入りに賛意を表明したほか、世界における日米関係の重要性を改めて強調した。

経団連第51回評議員会


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