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昨年12月20日(土)、恒例の1%クラブ チャリティー・フェスティバルが開催され、200名を超える法人会員・個人会員が集いました。
第1部の講演会では、全盲という障害を感じさせないエネルギッシュな岩田美津子さんから、「てんやく絵本ふれいあい文庫」の活動についてお話を伺いました。同文庫は、岩田さんが自らの子育て体験から、全国の視覚障害を持つお母さんや子ども達と絵本を読む楽しさを分かち合いたいと始めた活動です。設立以来14年間、点訳絵本の製作、貸出などに取り組んでいます。出席者は、透明の塩化ビニールを使った点訳絵本のサンプルを手に、ひとりの情熱が多くの人の心を動かしていることを知りました。講演の最後には、児童文学者の川村たかしさんから贈られた言葉が、岩田さんからの出席者へのメッセージとして披露されました。
「生まれたからには生きていく、同じことなら笛ふいて」
第2部の懇親パーティーでは、若原泰之1%クラブ会長より、本年1月からの通常国会での継続審議となった市民活動促進法案について「21世紀に向けて豊かな活力ある市民社会づくりのために、くじけることなく引き続き成立に向けた働きかけを行なっていきたい」との挨拶がありました。その後、長野オリンピック/パラリンピック期間中、市民による音楽演奏で世界の人々を迎えようと活動するMVSC(長野オリンピック音楽ボランティア・サポーターズクラブ)を紹介しました。MVSC代表の神谷悟さんと渡部薫さんによるサックスとエレクトーンの演奏から、自由な発想から各人ができることに取り組むボランティア活動の楽しさを味わいました。
今回のチャリティー・オークションとバザーには、60の法人会員とJリーグ選手協会から物品をご提供いただくとともに、事前の値段つけから福袋の作成や当日の売り子まで延べ56人のボランティアが活躍しました。収益金約88万円は、ボランティアの投票により選ばれた6団体(はらからの家、がんの子どもを守る会、てんやく絵本ふれあい文庫、幼い難民を考える会、子どもの虐待防止センター、トトロのふるさと基金)に寄付いたします。物品をご提供くださった法人会員企業ならびにボランティアとして活躍くださった会員のご協力に厚くお礼申しあげます。