経団連くりっぷ No.72 (1998年2月12日)

豊田会長の一言


1月16日(金)
自民党大会における挨拶

「景気を本格的な回復軌道に乗せ、併せて改革を着実に進めていくためには、何といっても政治の強いリーダーシップと政局の安定が必要であり、国民はそれを強く望んでいる。自由民主党が国民の声に謙虚に耳を傾け、参議院選挙で過半数を回復することを期待している。」

1月20日(火)
ウィリアム・ロス上院財政委員長との懇談

「アジアの経済危機の解決に向けて、日本の果たすべき役割は大きい。日本が改革を行ない、景気を回復することがアジアや世界経済の安定に不可欠である。経団連としても、景気回復や金融システム安定化に必要な法案を国会で通し、一刻も早く、実行に移すよう求めている。日本と米国が協力して、世界の問題解決に取り組むことで、パートナーシップを一層強固にできる。」

1月21日(水)
九州・山口経済懇談会(於:福岡)

「九州新幹線、高規格幹線道路、九州国際空港の整備の重要性をご指摘いただいたが、経団連としても、国民が本当に必要とする公共事業については、その意義を積極的に評価し、重点的、効率的に実施していかなければならないと考えている。」

1月22日(木)
関西会員懇談会後の記者会見(於:大阪)

「景気の後退感が強まっていることは確かである。これを良くするためには昨年末に政府が決めた金融システム安定化策や法人税減税、所得税の特別減税などの対策を早く実施することだ。その効果を見極めた上で、必要ならさらなるる対策を検討していけばよい。」

1月23日(金)
阪神・淡路復興シンポジウムにおける挨拶

「あれから3年がたち、改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、今なお被災地で困難な生活を余儀なくされている方々、復旧、復興に大変な努力を重ねておられる関係者の皆様に心からのお見舞いと感謝を申し上げたい。本日のシンポジウムが被災地の復興と災害に強い国土作りの重要性について広く国民の認識を深める一助となることを祈念している。」


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