経団連くりっぷ No.75 (1998年3月26日)

掲示板

「皇太子奨学金」基金拡充募金へご協力願います


「皇太子奨学金」は、1959年の皇太子明仁殿下(現在の天皇陛下)のご成婚およびハワイご訪問を記念し、ハワイ在住日系人、ホノルル日本商工会議所ならびに日本の経済界の協力により、日本と米国との相互理解と友好親善の推進を目的として、日米の大学院生を相互留学させるために翌60年にハワイに設置されました。その後、89年の天皇陛下のご即位を記念して、同奨学事業を充実するために日米双方で増額募金を行なった結果、日本側で151万ドル、ハワイ側で86万ドルが寄せられ、現在、375万ドルの基金により奨学事業が行なわれています。

同基金による奨学金は、ハワイ大学学生・大学院生の日本留学ならびに日本人大学院生のハワイ大学への留学に際して、年15,000ドル、2年間支給されるもので、これまでに89名の日米の学生が奨学金を受け、勉学に励むとともに、社会に巣立った奨学生は日米両国のさらなる相互理解の増進のために尽力されています。

経団連では、国際交流・文化教育事業の具体的な推進のために上記の募金に協力するなどしてこれまで「皇太子奨学金」に全面的に協力してきており、社会本部人材育成グループ内に「皇太子奨学金日本委員会」の事務局を置き、ハワイ大学に派遣する日本人奨学生の募集・選考ならびに日本の大学で学ぶハワイ大学からの留学生の日本での生活相談等の協力を行なってきています。

99年に天皇、皇后両陛下がご成婚40周年をお迎えになります。そこで、ハワイ側とも協議の上、この意義ある事業の一層の充実整備をはかるため、日本・ハワイ双方でそれぞれ100万ドルの基金拡充募金を開始することとし、現在、経団連では、経団連会員各位に1社20万円の募金協力をお願いしています。
日米の明日を担う若者の友好と相互理解、そして日米間の知的交流の促進のために、ぜひ会員各位のご理解とご協力をお願い致します。


【本件ご照会・寄付お申し込み先】
社会本部人材育成グループ内 皇太子奨学金日本委員会 伊藤、藤原
電話 03-3279-1411(内線3711、3715)

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