経団連くりっぷ No.76 (1998年4月9日)

東アジアの通貨下落は底打ち


97年後半から始まった東アジア諸国の通貨下落は、98年に入ってから底を打った感がある。タイ、韓国、インドネシアについては、IMFを中心とする国際的な金融支援体制の枠組みが形成され、今後は各国における経済構造改革などの政策運営によって、経済復興を進めることが求められる。

米ドルに対するアジア通貨の動き

1米ドル=各国通貨建97年6月
月中平均(1)
98年3月31日
(2)
(1)を100とした
場合の(2)の価値
日本/円114.2129.4588.2
韓国/ウォン889.491370.7564.9
台湾/ドル27.87833.284.0
香港/ドル7.7447.614101.7
シンガポール/ドル1.4271.60189.1
フィリピン/ペソ26.37636.16872.9
マレーシア/リンギ2.5163.60069.9
タイ/バーツ25.77937.81368.2
インドネシア/ルピア2446.67693.631.8
中国/元8.2928.252100.5


くりっぷ No.76 目次日本語のホームページ