経団連くりっぷ No.86 (1998年9月24日)

電子商取引は着実に拡大


平成10年通信白書によると、インターネット等の情報通信ネットワークを利用した電子商取引(サイバービジネス)の規模は、8年度の285億円から9年度は818億円と着実に伸びている。しかし、米国の1兆2,525億円と比べると遥かに小規模であるのが実情である。

経団連では、これまで、電子商取引の発展のための環境整備を政府等関係方面に働きかけるとともに、OECD諮問委員会(BIAC)を中心とする産業界の国際的アクションプランの策定作業に参画するなど、国際的枠組みづくりに協力してきた。今後、情報通信委員会情報化部会の中にワーキング・グループを設置し、来年前半を目途に、企業現場のニーズをふまえ、電子商取引に関する具体的な環境整備のあり方について掘り下げた検討を行なう予定である。


サイバービジネスの市場規模
日米のサイバービジネスの市場規模比較

(出典:平成10年通信白書)


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