経団連くりっぷ No.92 (1998年12月24日)

海外からの来訪者

• １２月１日

  来訪者

  スリン・ピッツワン タイ外務大臣

  経団連側応接者

  今井会長、熊谷副会長、草道日タイ貿易経済委員長 他

  ポイント

  外務省賓客として、11月30日から12月3日まで来日したスリン外相を招き夕食懇談会（座長：熊谷副会長）を開催した。同外相は、これに先立ち今井会長ならびに草道日タイ貿易経済委員長と懇談した。

  1. 今井会長ならびに草道委員長との懇談では、スリン外相から、「タイが今回の経済危機から立ち直り、持続的な成長を実現していくためには、人材育成が重要であり、経団連によるSITT（タマサート大学インターナショナル・インスティチュート・オブ・テクノロジー）への協力に感謝する。」との発言があった。また、タイの農水産品および加工食品の品質向上や対日輸出の拡大策等を検討するため、官民によるワーキング・グループを設置したいとの打診があり、草道委員長が、「すでに日タイ貿易経済委員会のもとに食品加工部会が設置されているが、日本政府が賛成すれば、民間としてもサポートする。」と答えた。
  2. 夕食懇談会では、アセアンをめぐる問題やタイの国際競争力向上に向けての課題、アジアの域内協力強化の必要性などが話題となった。