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「むつ小川原・21世紀プラン委員会」(委員長:佐和隆光京都大学経済研究所所長)では、経団連も支援するナショナル・プロジェクト「むつ小川原開発」の推進に向け、用地の有効活用に関する市民提案(懸賞論文)を公募した。このほど同委員会では、全国から寄せられた201編の公募作品の中から15編を優秀作品として選定した。
優秀作品に選ばれた東京都・瀬戸屋英雄さんの『むつ小川原2010年夏』では、エネルギー・環境関連省庁がむつ小川原地区に移転し、域内で規制緩和を利用した国際合弁企業が事業を展開している様子や人々の生活ぶりをいきいきと描いている。同じく優秀作品に選ばれた神奈川県の金安岩男さんの『国際救急支援情報基地構想の提案』は、救急支援センターを核として、備蓄・輸送・医療・研修などのシステムを組み合わせた総合的な国際救急基地の設置を提案している。このほかの応募作品でも、科学技術拠点、環境共生地域、大規模自然公園としての活用など、バラエティに富んだ提案がなされている。選考に当たった佐和委員長は、「それぞれの論文が、むつ小川原地区の現状を凝視し、日頃感じている視点から未利用地の活用策としてそのあるべき姿に夢を託している」と講評された。
15編の受賞作品については、北海道東北地域総合経済研究所(ほくとう総研)の機関誌『NETT』25号に収録され、一般に公表されている。興味をお持ちの方は、下記までご照会いただきたい。