経団連くりっぷ No.97 (1999年3月11日)
海外からの来訪者
2月24日
- 来訪者
- ラウラ・フローレス パナマ商工省対外通商次官
- 経団連側応接者
- 島本国際本部長
- ポイント
- パナマは外国からの投資誘致、輸出促進、WTOおよび地域的枠組みにおける貿易自由化に積極的に取り組んでいる。米国に次ぎ第二のパナマへの投資国である日本との関係を重要視している。
本年はパナマ運河の米国からの返還を控えた重要な時期である。第二パナマ運河の建設に当たっては、日本からの協力が重要である。運河沿岸地域は、インフラが整備されており投資先として、また中南米各地への輸出入基地として魅力的である。豊富な緑を利用したエコツーリズムの可能性もある。また産学協同を目指した学術都市プロジェクトも進められている。
3月1日
- 来訪者
- ジョアンナ・シェルトン OECD事務次長
- 経団連側応接者
- 藤原常務理事、渡邉特別顧問、島本国際本部長
- ポイント
- OECDでは、米国、日本、オランダ、メキシコ4カ国の規制制度改革の国別レビューを行ない、本年4月中旬に報告書の公表を予定している。政治的にセンシティブな面もあろうが、国内規制がもたらすコストを明らかにすることは、日本が今後構造改革を進めていく上で重要である。
- 多国間投資協定の交渉は中断したが、この過程で、OECDにおける作業の透明性をさらに高める必要があるとの教訓を得た。現在、コーポレート・ガバナンスの基準づくりを行なっているが、産業界の参加を積極的に求めるなど透明性向上の努力を払ってきている。
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