経団連くりっぷ No.100 (1999年4月22日)
海外からの来訪者
4月7日
- 来訪者
- リカルド・グティエレス 駐日コロンビア大使
- 経団連側応接者
- 今井会長、藤原常務理事
- ポイント
- グティエレス大使:
- 5月中旬にパストラーナ大統領が来日し、日本コロンビア経済委員会との懇談を予定している。大統領は、太平洋岸へのアクセス確保のためのメガ・プロジェクト、ならびに新政権が進めているゲリラとの和平および麻薬撲滅運動について、メッセージを伝える予定である。
- 今井会長:
- 大統領の訪問を心から歓迎する。7月には第4回日本コロンビア経済委員会合同会議がボゴタで開催される。こうした交流を通じ両国間の貿易・投資関係がますます発展することを願う。
4月9日
- 来訪者
- ピーター・ロメロ 米国国務省中南米担当次官補 ほか3名
- 経団連側応接者
- 藤原常務理事
- ポイント
-
米国政府は、日本企業が中南米諸国との貿易・投資関係の拡大に努めることを望んでいる。中南米諸国は、世界の金融危機に直面しながらも、公共投資の削減、公営企業の民営化、規制緩和などの動きを強めている。この結果、外国企業が効率的に競争できるような、透明性の高い開かれた市場が形成されつつある。例えば、昨年末より通貨危機に陥ったブラジルは、今年に入り、公定歩合の引下げや財政構造改革に努めた結果、海外投資家の信認は危機前の水準に戻りつつある。ブラジル石油公社の民営化も進んでいる。中南米市場は、新興市場の中でも基本的に強靭であることを、日本企業に理解してもらいたい。
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