経団連くりっぷ No.102 (1999年5月27日)

今井会長の一言


5月12日(水)
パストラーナ・コロンビア大統領との懇談

「大統領閣下は、昨年8月のご就任以来、国内の経済構造改革や和平の実現に精力的に取り組んでおられます。大統領閣下の強いリーダーシップの下でこうしたご努力の成果が上がることを期待しています。これまでも10回以上も日本を訪問され、わが国に対し造詣の深い閣下が大統領に就任されたことは、私ども産業界にとっても大変心強い限りです。閣下のご来日を機に、両国間の経済関係が一層深まることを希望します。特に、太平洋アクセス・プロジェクトには、輸銀、OECFが15〜16億ドルの協力を実施するとのことで、同プロジェクトが実現するよう私どもも努力したいと思います。」

5月13日(木)
堀内光雄衆議院議員との政経懇談会

「自民党では、政府の産業競争力会議に対応して『臨時経済再生・産業競争力検討チーム』が発足しましたが、堀内先生はその座長代理を務めておられます。政府・与党が講じた景気対策を生かすためにも、供給サイドの強化が必要であります。これは基本的には企業自身の努力にかかっておりますが、政府・自民党にはそのための環境整備をお願いします。経団連でも近々提言を公表する予定であります。」

5月17日(月)
ヴォイケIFC長官との懇談

「われわれは世銀とは長く協力関係にありますが、IFCも関連する機関として今後協力関係を築き上げていきたいと考えている。われわれの経験では、開発プロジェクトは採算ベースにのらないことが多いのですが、IFCは97年には巨額の収益を上げており、その大きな差に驚いています。(開発と収益は矛盾しないとのヴォイケ長官の発言を受けて)これから、そういう方向でしっかりやっていきたいと思います。」


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