経団連くりっぷ No.102 (1999年5月27日)

海外からの来訪者

• ５月１０日

  来訪者

  セルジオ・マルキ カナダ国際貿易大臣
  レオナルド・エドワーズ 駐日カナダ大使　他

  経団連側応接者

  奥田 日本カナダ経済委員長
  藤原 常務理事　他

  ポイント

  カナダ政府が、本年９月中旬にクレティエン首相を団長とし、各州首相、ビジネスマン300名からなる大型経済ミッション「チーム・カナダ」の日本派遣を決定したことを受け、マルキ大臣から奥田委員長に対して、受入れに当たり協力要請があった。団員は、情報通信、バイオ、航空宇宙などハイテク分野を中心に構成し、これまで日本に馴染みの薄かった多数中小企業が参加する予定である。カナダは、これまで４回に「チーム・カナダ」をアジアや中南米諸国に派遣しているが、日本への派遣は初めてである。

• ５月１１日

  来訪者

  カシオ・タニグチ パラナ州クリチバ市長
  アントニオ・ウエノ 前ブラジル連邦下院議員
  ヒトシ・ナカムラ パラナ州環境局長　他１名
  

  経団連側応接者

  末廣 日本ブラジル経済委員会常任委員会座長

  ポイント

  本年１月の通貨切り下げを契機に深刻化したブラジル経済の混乱も、最近収束に向かっており、通貨も１ドル＝1.65レアル前後で安定し始めている。
  パラナ州の経済関係に対する日本の協力を強く期待する。具体的には、

  1. クリチバ市のモノレール敷設計画への資金、技術援助、
  2. 日本企業との合弁によるパラナ州の事業植林、
  3. ロランディア市の総合リゾート施設建設に対する日本企業の投資、

  などである。