経団連第61回定時総会
1998年度における役員の補充選任に関する報告(内田事務総長より報告)
冒頭、議事録署名人に玉堀為彦氏(東燃社長)、鳥海和男氏(クレディセゾン会長)が指名された。
内田事務総長からの説明を受け、戸田監事から監査報告があった後、原案通り承認された。
那須副会長(財務委員長)から、概要以下の説明があった後、原案通り承認された。
事業計画
わが国経済にも漸く一部に明るさが見えてきたが、依然として先行きは不透明である。そこで、財政・金融面の施策で景気を下支えしている間に、供給構造の改革などによって既存産業を活性化するとともに、新産業・新事業を創出し、高付加価値型の産業を戦略的に育成するなど、産業競争力の強化を急がなければならない。また、将来に対する不安感を払拭するためには、抜本的な構造改革を推進することが不可欠である。さらに、環境問題への企業の自主的な取組みを強化していく必要もある。一方、国際的なルール作りに積極的に参画するとともに、諸外国との経済交流を一層拡充していくことが重要である。
なお、新たに社会保障制度委員会を設置する。また、資本市場委員会を金融制度委員会に、競争政策委員会を経済法規委員会に、それぞれ統合する。
一般会計収支予算
収入は、会費収入に雑収入などを加えて計35億3,845万5,891円を見込んでいる。支出については、引き続き委員会活動を活発化していく必要があるため、事業費を98年度決算比約4.5%増とする一方、管理費は極力抑制、98年度決算比微減としている。
鈴木事業委員長から説明があった後、原案通り承認された。
那須副会長から、概要以下の説明があった後、原案通り承認された。
99年度は、政策研究活動として、岸東京三菱銀行頭取、荒木東京電力社長、片田KOMATSU会長、森下松下電器産業社長の4氏が新副会長に選任された。また、那須東京電力会長が評議員会議長に選任され、評議員会副議長には、樋口アサヒビール取締役相談役名誉会長、伊藤日本生命保険会長、今村清水建設会長、香西住友化学工業社長、大澤日石三菱社長、森川住友銀行会長、西室東芝社長、吉野本田技研工業社長の8氏が選任された。この他、顧問ならびに推薦会員の選任が行なわれた。
熊谷副会長から趣旨説明があった後、原案通り採択された。
(11頁に全文掲載)