経団連くりっぷ No.105 (1999年7月8日)

今井会長の一言


6月22日(火)
経団連理事会

「経団連では96年12月に新しい企業行動憲章を策定し、以来機会あるごとに、会員の皆様に、総会屋などの反社会的勢力との絶縁をお願いしてまいりました。幸い、皆様のご努力によりまして、総会屋との関係遮断は着実に進んでおります。しかしながら、総会屋が完全に消滅したわけではありませんし、暴力団等その他の反社会的勢力に対しても、注意が必要であります。会員の皆様におかれましては、今後とも決して気をゆるめることなく、総会屋をはじめとする反社会的勢力との絶縁のために、引続き、率先してご努力をいただきたいと存じます。」

6月22日(火)
ターナー英国産業連盟事務局長の今井会長表敬

「1月〜3月の国民所得の成長率が年率換算で8%近くでており、驚いています。財政支出や金融緩和の政策効果が表れており、今年度は数字は分からないが、プラス成長になると思います。民間としては、短期の対策としての過剰設備処理の促進策や経営多角化のための法制の整備と中期対策としての技術力の強化や新事業の育成を政府に提言しています。その過程で、もう少し失業が増えるかもしれないので、雇用対策として約5,000億円の補正予算も必要になってきます。」

6月29日(火)
ノリ全仏商工会議所連合会頭との懇談

「フランスから日本への投資機会はいくらでもあります。日本にはもう外資が入って来ることにアレルギーはありません。法人税も40%台になり、会社の法制も企業にとって扱いやすくなりました。外国投資はこれからも増えると思います。今までは景気が悪い分輸入も減っていましたが、もうすぐ正常化すると思います。日本からの対仏投資も増えていくと思います。」


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