(社)経済団体連合会編
この度、1992年版、96年版についで3冊目の「社会貢献白書1999年版」が刊行されました。今回の白書は、企業が組織的、体系的に社会貢献活動に取り組んだ90年代を振り返り、その意義を再確認するとともに、来るべき21世紀の社会貢献活動のあり方を展望する書として執筆されています。
「報告編」のうち、企業の社会貢献活動の現状を紹介する章では、「なぜ企業は社会貢献活動に取り組むのか」「景気低迷下の社会貢献活動にどういう傾向が見られるのか」という問いに対する社会貢献担当者の議論を集約しました。また、今後の企業とNPOとのパートナーシップのあり方を記す章では、21世紀の両者の関係が「支援」から「協働」へと変化していくであろうという経団連事務局の展望を載せています。
さらに、社会貢献活動の実態を示す「資料編」では、「企業が社会貢献活動にどの程度支出しているのか」、「どのような問題意識を持っているのか」といったデータを時系列で掲載するとともに、900件を超す活動事例を紹介しています。
企業の社会貢献活動を網羅的に紹介する「社会貢献白書1999年版」は、企業の経営者、社会貢献担当者のみならず、社会貢献活動に関心をお持ちの皆様にご活用いただけるものと思います。