経団連くりっぷ No.109 (1999年9月22日)

今井会長の一言


9月6日(月)
日中植林協力フォーラム第1回シンポジウム

「昨年の8月に北京で、また11月に経団連で、江沢民国家主席にお目にかかった際に、国民同士の結びつきを基礎に将来を見据えて、両国間の政治・経済問題ばかりでなく、地球全体にかかわる問題にともに取り組んでいくことが、21世紀の両国国民の責務ではないかと申しあげ、主席の賛同を頂きました。植林協力はその大きな柱の一つであります。経団連では、昨年11月に植林協力部会を設置し、政府、経済界、学界、NGO、地方自治体等、中国の植林に従事し、また関心をもつ関係者が一丸となって、日中植林協力のあり方をさまざまな角度から議論する『日中植林協力フォーラム』の設立を提案しました。本日のシンポジウムが、中国緑化実現の道筋を検討していくうえで、中国植林に携わる関係者の切磋琢磨の機会となることを心から期待してやみません。」

9月6日(月)
第7回産業競争力会議

「第2次補正予算策定にあたっては、小渕総理の『ミレニアム・プロジェクト』のための予算も補正に盛り込んでいただき、それが複数年度にわたって活用できるようにしていただきたい。」

9月9日(木)
4−6月期GDP速報結果について

「4−6月期の実質経済成長率は2期連続のプラスとなり、景気の回復基調が確認されました。とりわけ、住宅建設、個人消費などの民需が堅調な動きを示していることを心強く感じます。反面、設備投資は依然力強さを欠いており、厳しい雇用情勢や円高傾向が景気回復に水を注すおそれもあります。したがって、来るべき臨時国会において、雇用対策や中小企業対策に力点を置いた第2次補正予算を編成し、来年度当初予算まで切れ目のない対策を行なっていただきたい。」


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