経団連くりっぷ No.110 (1999年10月14日)
海外からの来訪者
9月21日
- 来訪者
- フェルナンド・メスメル・トリゴ ボリビア外務・宗務筆頭次官
- 経団連側応接者
- 藤原常務理事
- ポイント
- ボリビアは、15年前から税制改革や市場開放等の経済改革を進めてきた結果、海外からの直接投資が増大している。1998年は、中南米で最低のインフレ率を維持しながら、高い経済成長を遂げた。
ボリビアは、アンデス共同体の正式加盟国であると共に、メルコスール(南米南部共同市場)の準加盟国であり、両共同体の橋渡しをしていきたい。特にアルゼンチンとブラジルのエネルギー供給センターとして、豊富な天然ガスをパイプラインによって供給していくつもりである。
10月中旬に外務大臣、来年6月には大統領の来日が予定されており、日本の産業界との意見交換を希望する。
9月28日
- 来訪者
- ベナビレス・アルジェリア国民評議会議員(元国民連帯大臣)
- 経団連側応接者
- 島本国際本部長
- ポイント
- アルジェリアでは、9月16日にテロ撲滅のために住民投票が行なわれ、国民融和が支持された。日本政府関係者にも要請したが、渡航自粛措置が早期に緩和され、日本の官民が、かつてのようにアルジェリアを支援してくれることを期待している。欧州系企業は、すでにアルジェに戻ってきつつある。
- 私は、国際テロ犠牲者遺族連盟の会長もしている。アルジェリアでは、長年にわたる内戦の結果、目の前で親や子を殺されたり、レイプされたりして心理的な被害を受けた女性の自立を支援していく必要がある。日本で使わなくなった、例えば中古のパソコンを譲っていただければありがたい。
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